科研費への申請は何度やっても慣れる事が無く、毎回、打ちのめされます。今年は複数の申請書を抱え込んでしまい、毎日フラフラになるまで、文章を書いては直し、直しては破棄し、を繰り返していました。
そんな生活が続いていたある日の夜、11時くらいだったか、近くのクレープ屋さんでのアルバイトを終えた修士1年のT橋さんが、オフィスに現れました。自分で焼いたクレープを購入し、夜食にと届けてくれたのでした。粉ものが苦手な僕のために甘さを控えめにしてくれたそうです。クレープを手にするととても良い香りがして、実際、とても美味しかったです。おかげでこの日はエネルギーを切らさず遅くまで科研費と格闘することができました。
写真に納まるクレープには、一口かぶりついた歯形が残っています(写真3)。これできっと科研費は採択されることでしょう。春が楽しみです。