<   2014年 07月 ( 5 )   > この月の画像一覧

ぴかぴか

様々なコンタミを避けたり、実験のミスをなくすためにも、実験室は整理整頓、きれいに使う事がとても重要です。そのため、週1回は当番の掃除係がゴミ集めと掃除をしてくれます。しかし、全てを完璧に掃除するのは難しく、共有で使うスペースは誰も掃除しないまま放置される事があります。

そんな中、今週の掃除当番であるM田さんは、これまで汚れ放題だった実験室の共有テーブルをぴかぴかに掃除してくれました。これを見て気づかない人は、注意力がないか、実験をしていないだけだと思います。
b0136535_1905220.jpg


皆さん、M田さんに感謝しながら実験室はきれいにしましょう。
[PR]
by Fujii-group | 2014-07-25 19:05 | 研究以外の日々 | Comments(0)

誕生日ケーキ

7月にめでたくXX回目の誕生日を迎えた私に、学生さんが誕生日ケーキを手作りしてくれました。
ケーキの上にのっているプチシューはマウスをあらわしており、それぞれがラボのメンバーの誰かに当るそうです。マウスの後ろには尾までついており、白いバージョンと黒いバージョンがありました。おそらくICR系統とC57/BL系統を区別したものだと考えられます。
もうめでたくもない年齢になっても、この愛情いっぱいのケーキは、本当にうれしい!
本当にありがとう。
b0136535_18215020.jpg

[PR]
by Fujii-group | 2014-07-17 19:20 | 研究以外の日々 | Comments(0)

卒業したM田井さんから

お疲れさまです!卒業生のM田井です。
学部生で卒業して3か月がたち、ブログ記事のご依頼をいただいたため、
この機会にシークレットサンタからのプレゼント報告と、近況報告をさせていただきます。

「シークレットサンタからのプレゼント」
私は2013年のシークレットサンタから、アドベントプレゼントをいただきました。
アドベントプレゼントとは来年のクリスマスを楽しみに日々過ごせるよう、
毎月25日に1つずつプレゼントを開封するプレゼントです。
2013年12月から2014年6月まで、現在7つのプレゼントを開封いたしましたので、
写真を交えてご報告いたします。

b0136535_11392127.jpg

2013年12月25日(上段左から一番目)「サンタの指人形」
2014年1月25日(上段左から二番目)「手袋の指人形」
2014年2月25日(上段左から三番目)「雪だるまの指人形」
2014年3月25日(上段左から四番目)「フェルトのクリスマスオーナメント」
2014年4月25日(下段左から一番目)「サンタのロウソク」
2014年5月25日(下段左から二番目)「クッキーマンの人形」
2014年6月25日(下段左から三番目)「クッキーマンの消しゴム」

以上、心がこもった素敵なプレゼントをいただきました。
プレゼントはそれぞれ手が込んでいるだけでなく、
毎月心のこもったメッセージが入っていて、
次の袋を開けるのがとても楽しみです。
M鍋先生、本当にありがとうございました!

「近況報告」
続けて、4月から社会人となった私の近況報告をいたします。
入社してからの2カ月間は研修があり、6月から現場配属となりました。
1年間ではありましたが藤井研で多くを学んだうち、
社会人となって役立っていることの1つに「実験ノートの書き方」があります。
研究職ではないので実験ノートを書いているわけではないのですが、
いつどのような手順でどんな結果が出たのか、
そこから何を考えたのか記録を残す作業は、
仕事の振り返りとして非常に役立っています。

研究生活とは違う毎日ではありますが、藤井研で学んだことをベースとして
現在の私の仕事のやり方があるのだと感じています。
藤井研で学んだことを大切に、これから学ぶことを積み上げていきたいと思います。
切に、これから学ぶことを積み上げていきたいと思います。
[PR]
by Fujii-group | 2014-07-16 09:33 | メンバーの日記 | Comments(1)

卒業した○尾さんからのブログ記事

おそらく2年振りに、こちらのブログに記事を投稿します、○尾です。

学部生で卒業してから、早いものでこの春 社会人2年目を迎えました。
私の勤める会社には、部署は違えど眞鍋先生のお知り合いが何名か在籍していると伺い、藤井先生・眞鍋先生の教え子として恥ずかしくないよう、日々気を引き締めて働いております。

さて、何故藤井ラボを卒業して日が経つ私がブログの記事を書いているのかと申しますと、先日ラボの卒業生・現役生が一同に集まる機会がありまして、そこで大変記憶力の良い藤井先生の「○尾さんは卒業する時にブログを書いてくれなかった、きっと今からでも書いてくれるはずだ」という台詞を聞いてしまったからです。
先生の期待を裏切ることはできません。というわけで、ラボの現役生ではありませんが、こちらのブログにお邪魔いたします。

私がブログを書くきっかけになった藤井ラボの面々が集まる機会とは何だったのかといえば、私と同じ時期に卒業なさったM2の先輩方が結婚なさったお祝い会です。
このブログにどこまで赤裸々に綴って良いのか判断がつかないので詳しくは書けませんが(もしくは他のメンバーがF市家・M藤家の事例も交えた記事を書いてくれるかもしれません)、卒業前からそれぞれのご夫婦の仲のよさ・相手に対する誠実さを感じる機会は多かったので、それを知っている者にとってはとても‘自然な’ご結婚であるように思えます。(何名か、結婚の事実を最後まで(今でも!?)信じられなかったという人もいるようですが…)。
改めまして、O野夫妻、Y田夫妻、本当におめでとうございます!末長くお幸せに。

今回、お祝い会にはこの春ご卒業されたI垣さんや私の卒業後に藤井ラボの一員になったT村君も駆けつけ、藤井ラボの仲間が年度を超えて集結するこの団結力にも、胸が熱くなりました。
私が藤井ラボで学んだことは色々ありますが、中でも1番強く刻まれているのは‘人を祝う時は盛大に!’ということです。
盛大、というのは派手という意味ではなく、それぞれなりに相手への心を込める、という意味です。今回多くのメンバーがお祝い会に集まったのは、集まったそれぞれのメンバーが、両夫妻に直接顔を合わせて、改めて心を込めた「おめでとう」を伝えたかった結果ではないでしょうか。
これは簡単そうなことで、意外と実行するのが難しいことです。メールの1本でも、誠意は充分に伝えることができます。
それでも、直接伝えた方がお互いにとって何倍も喜びが大きくなることがあるのだと、私は1年間の藤井ラボ生活で学び(イベントごとを大切にする藤井ラボですし、私がいた年には眞鍋先生の昇任祝いもありましたし…あの昇任祝い以上のサプライズに、今後出会える気がしません)、卒業してからの生活でも、この学びは忘れずに胸にとめてあります。

日々忙しく、時につらいこともある研究生活だとは思います。しかし、そんな毎日の中にも‘嬉しいこと’や‘楽しむべき時’は巡ってきます。
その時、またこうして集まれれば、そんな幸せなことはありません。いつの日か、両夫妻の銀婚式、金婚式祝いもしましょう。
[PR]
by Fujii-group | 2014-07-09 12:36 | メンバーの日記 | Comments(1)

T村君のJCのまとめ

HDAC-regulated myomiRs control BAF60 variant exchange and direct the functional phenotype of fibro-adipogenic progenitors in dystrophic muscles

Saccone V, Consalvi S, Giordani L, Mozzetta C, Barozzi I, Sandoná M, Ryan T, Rojas-Muñoz A, Madaro L, Fasanaro P, Borsellino G, De Bardi M, Frigè G,Termanini A, Sun X, Rossant J, Bruneau BG, Mercola M, Minucci S, Puri PL.

Genes Dev. 2014 Apr 15;28(8):841-57.

今回のジャーナルクラブでは、骨格筋内の異所性脂肪の起源と考えられている間葉系前駆細胞FAPsの細胞の可塑性が変化したという非常に興味深い報告があったので紹介しました。

<FAPsとは?>
 皮下深部に蓄積する皮下脂肪、内臓の周りに蓄積する内臓脂肪に加えて、第3の脂肪として肝臓や骨格筋の組織内に蓄積する異所性脂肪が近年注目されており、これらは全身の肥満状態と関係なく(非肥満であっても)インスリン抵抗性を惹起することが明らかになってきました。骨格筋の異所性脂肪については「霜降り肉」を想像してもらえればよいと思います。このような現象は、生活習慣病と関係しているだけでなく、Duchenne型筋ジストロフィーや老化に伴う骨格筋萎縮(サルコぺニア)などの病態としても確認されています。これら骨格筋内脂肪の起源として、間葉系前駆細胞のFAPs (Fibro/adipogenic progenitor cells) が2010年に同定されました。[1][2] ここまでの話からするとFAPsは悪者であるかのように思われますが、決してそんなことはありません。筋の損傷時には、FAPsのadipogenesisが抑制され、筋サテライト細胞 (MuSCs) による筋再生を手助けしていることが明らかにされています[2]。 従って、正常な骨格筋内ではMuSCsによるmyogenesisとFAPsによるadipogenesisのバランスを保つ何らかの制御が働いているが、その破綻によって骨格筋内脂肪の蓄積がもたらされるのかもしれません。

<背景>
 筋ジストロフィーを研究している著者らのグループは、その治療薬の1つとして知られているHDAC(ヒストン脱アセチル化酵素)阻害剤のトリコスタチンA (TSA) の作用機序を解明しようとしていました。筋ジストロフィーモデルのMdxマウスでは、骨格筋内における筋繊維の萎縮、脂肪の蓄積、コラーゲン繊維の増加が見られるが、TSAの投与によってこれらの病態が改善されることが知られています。しかしながら、老齢のMdxマウスには効果がないそうです。そこで著者らは、TSAを投与した老齢MdxマウスからFACSを用いてMuSCsとFAPsを別々に単離して解析を進めました。その結果、MuSCsのmyogenesisは依然亢進しているのに対し、FAPsのadipogenesisは抑制されないことが分かり [3]、このことが老齢MdxマウスにTSA投与が効かない原因ではないかと考え、著者らはFAPsに対するTSAの作用機序に注目することになります。(結局、今回紹介する論文でも老齢MdxマウスにTSAが効かない理由は明らかにはなりませんでしたが。)

<論文の内容>
 TSAを投与した若いMdxマウスから単離したFAPsを脂肪細胞用の分化培地で培養したところ、adipogenesisが抑制される一方で、myogenesisが促進されてmyotubeの形成が確認されました(老齢Mdxマウスでは確認されませんでした)。これまでの報告からは、FAPs自身がmyogenesisを起こすことは確認されておらず、細胞の可塑性が変化するという非常に興味深い現象が観察されました。
 そこでマイクロアレイを用いてTSA投与によるFAPs内の遺伝子発現変化を解析したところ、骨格筋関連遺伝子の顕著な発現増加が見られました。さらに、TSAはHDAC阻害剤であることがら、クロマチン構造のリモデリングが生じている可能性が予想されました。そこで、クロマチン構造から露出したDNA領域をゲノムワイドに解析するNA-seq (Nuclease accessibility-sequencing) の結果をアレイの結果と合わせて解析することで、myogenesisに特に重要なMyoDとSmarcd3の遺伝子座がクロマチン構造から露出し、mRNAレベルでの発現量の増加がもたらされていることを示しました。
 一方で、クロマチン構造から露出したゲノム領域の95%以上はmRNAの転写調節領域とは関連の低い部分であったことから、次にnon-coding RNAの発現変化の可能性を疑い、small RNA-seqを行いました。また、Smarcd3から発現するタンパク質BAF60Cはクロマチン構造変換因子SWI/SNF複合体を構成する1因子であり、MyoDと協働して骨格筋関連遺伝子群の転写を正に調節し、逆にそのアイソフォームのBAF60A, Bは抑制方向に働くことが知られています。そこでBAF60A,B,Cの翻訳制御に関わるmicroRNAをハイスループットスクリーニング解析によって探索しました。以上2つの解析から3種類のmicroRNA (miR-1-2, miR-133a,miR-206, 総称してMyomiRs) に注目します。
 最後に、これらの因子のノックダウン、過剰発現の実験から若いMdxマウスにTSAを投与すると、FAPsではMyoD, BAF60C (Smarcd3) の発現が誘導されmyogenesisが進行し、同時にMyomiRsの発現誘導を通じてBAF60A,Bの翻訳を阻害することでagipogenesisを抑制していることが明らかになりました。さらに、cardiotoxinで筋損傷を起こさせた野生型マウスでも同様の現象が確認されました。
b0136535_971816.jpg

 加えて、Transwellを用いたMuSCsとFAPsの共培養の実験から、TSA処理したFAPsは自身がmyogenesisを起こすだけでなく、何等かの液性因子を介してMuSCsの分化も促進させることが示唆されました。従って、TSA処理によってmyogenesisを起こしたFAPsが実際に生体内で筋管に融合しうるのかについてはデータがないので分かりませんが、これまでの結果から骨格筋の修復におけるTSAの働きが明らかになりました。

<まとめ>
 筋ジストロフィーに対するTSAの作用機序を明らかにした点は臨床の観点からも意義のあることですが、個人的にはやはりFAPsの可塑性が変化してしまうという点がおもしろいと思います。もちろん、Mdxマウスや筋損傷を起こした野生型マウスにTSAを投与した場合にのみFAPsのmyogenesisは観察され、野生型の(健常の)マウスにTSAを投与しても起こらないので、限定された環境下での薬剤投与による特殊な現象であることには確かです。Mdxマウスは筋細胞膜が壊れやすい状態にあるので慢性的な細胞障害が生じているとすると、炎症によるストレス応答性のエピジェネティックなリプログラミング作用が、HDAC inhibitor (TSA) と協働することでFAPsの可塑性を変化させたのかもしれません。最近どこかで聞いたような話に似ていますね・・・。健常者の骨格筋内で自然にFAPsがmyogenesisを起こしうるとは考えにくいとは思いますが、ガンガン運動して骨格筋にストレスをかけ続けるような場合には、もしかすると骨格筋内に定着している体性幹細胞やその他未分化の前駆細胞の可塑性が変化していたりするのかもしれません。

<参考文献>
[1] Uezumi et al., (2010) Nature Cell Biol.
[2] Joe et al., (2010) Nature Cell Biol.
[3] Mozzetta et al., (2013) EMBO Mol. Med.
[PR]
by Fujii-group | 2014-07-09 09:08 | ラボミーティングの内容 | Comments(0)

分子生物学、運動生化学、生理学研究、の日々


by Fujii-group
プロフィールを見る
画像一覧