藤井教授の日記

 ブログのメンバー日記が最近滞っておりました。あれ、教授の順番でした?いえ、どなたか、書いていない人いるはずですね!。
 さて、順番をとばして、教授から日記がとどきました。

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Manny being Manny
藤井宣晴

研究室の誰かが、ぼくの実験ベンチにボストン・ヘラルドの一面記事を置いてくれていた。レッドソックスが、クリーブランドから大物外野手をFAで獲得した記事だ。入団会見でユニフォームを羽織り、両手の親指を得意げに突き上げる写真が載っていた。それがマニー・ラミレスとの初めての出会いだった。2000年の冬のことだ。

打撃フォームがとにかく美しかった。身長は低いのに、振りぬいたバットが描く軌跡は、大きくてシャープな楕円となった。理想的なアッパー・スイングの角度を保ちながら、肩口から繰り出すグリップの位置は決して下がらない。ため息が出た。セントルイースのアルバート・プホルスを現役メジャーリーガー最高の打者とする声は多いが(A-Rod S○○ks)、自分のドリーム・チームにどちらかを選べと言われたら、マニーを選ぶ「監督」も大勢いるはずだ。プホルスはボールがひしゃげるほどシバキあげる剛の打撃なのに対して、マニーのバットで運ばれるボールはどんなに遠くまで飛んでも、グリーン・モンスターの遥か上を越え球場裏のハイウェイに飛び込む場外ホームランであっても、元型をとどめている気がした。

86年間もの長きにわたってレッドソックス・ファンを苦しめた呪いを、解いてくれた勇者の一人だ。その年、2004年、マニーはシーズン本塁打王とワールドシリーズMVPをもってバンビーノの亡霊を袈裟切りにし、ボストニアンの遺伝子に刷り込まれた劣等感や自己憐憫の類を取り払ってくれた。人々はピン・ストライプを見ても吐き気を催さなくなった。ジェリー・レミー(レッドソックスの全試合を中継するTVスポーツ・チャンネルの常任解説者)が経営するスポーツ・バーには、100年を越えるレッドソックス史上のベスト・ナインがポジションごとに掲げられている。歴史の教科書を繰っているかのような登場人物の中に、現代からはペドロ・マルチネス、ノマー・ガルシアパーラ、そしてマニーが納まっている。

周囲の者を怒り苛立たせる人物でもあった。他選手やチーム関係者とのトラブルが頻繁に漏れ聞こえた。他球団との大型契約を狙うため、レッドソックスの保有権を破棄させようと意図して繰り返された怠慢プレーや仮病欠場は、ファンを、そしてベースボールを冒涜するものであった。傷ついた子供達も決して少なくはない。たまらずレッドソックスは2008年のシーズン途中に、マニーにとっては思惑どおりのトレードで、彼をロスアンジェルスに送り出す。その新天地では、翌年に薬物違反が露見し、50試合もの出場禁止処分を受けた。

ここまでされても、マニーを見捨てることができず心に留め置くファンが、ボストンにはいた。あの美しい打撃は神に賦与されたもので、薬に造られたものなんかじゃない。出場禁止が明けた後は長く不振が続いていたけれど、それはたまたまで、薬物なしでもまた必ず打ち出す。今年のスプリング・トレーニングの好調はその兆しに違いない。そして将来は、ボストンのユニフォーム姿で殿堂入りしてくれるはず。だって去年は、ボストン時代はよい思い出だって、珍しく熱い口調でマスコミに語ってたじゃないか。。。

ボストンの想いを感傷とあざ笑っていたのか。希代の天才打者をこんな形で看取る事になるなんて、あんまりだ。Say it ain’t so, Manny.
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by fujii-group | 2011-04-25 20:06 | メンバーの日記 | Comments(0)

新しいメンバーも加わり、ラボミーティングも活気がでるはず!
本日のラボミーティングは助教のデータ発表でした。その時のタイトルスライドに、やわらか(?)に、ラボのメンバーへの忠告がなされましたので、ご紹介。(英文校閲はうけておりませんので、多少のミスはご勘弁!)

Don’t you know this laboratory’s rules?
If you don’t ask any questions during the meeting, you might be considered as being absent. In that situation, even though you were here in the meeting room, you are an invisible man. Enter into our discussion. If you can not understand the terms, just ask the presenter.
Another rules. If you cannot understand the term or the phenomenon presented in the meeting deeply, you never say “I know XXX “or “I can explain XXX” in stead of “I don’t know”.
For example, if someone ask “Do you know RedSox?“ , usually people will answer “Yes, of course, it is the famous team in the American league !”. But most of people don’t know where the Fenway park is, the history about RedSox, the member’s names in the team, a bad reputation about M*t*z*k*, and what brought Manny retired at this timing. So, the actual answer is “No, but I only know the team name”.
Understanding is very difficult, but if you can understand “understanding”, you can move on to the next stage.
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by fujii-group | 2011-04-20 20:50 | ラボミーティングの内容 | Comments(0)

電子天秤

実験する上で、基本となるのが試薬の作成。そして、その時に使用するのが秤、電子天秤です。今は、便利な世の中で、物をのせれば、デジタルで表示されますね(これを便利だと思わない人は、現代っ子です。ちょっと昔の人は、学生実験で、手動の「直示天びん」を一度は使ったことがあるはず・・・。)

その天秤ですが、実験用には超精密な1mg単位で物が量れるものがあり、我々も、毎日使っております。しかし、この天秤たち、精密すぎて、先日の地震ならびに、多発する余震に、かなり影響をうけております。

地震があった日、体では揺れを感じなくなったのでおさまったと思って、実験を開始しても、ずーっと揺れをひろって0点調整ができなかったのです。また、近頃頻繁に起こる余震、これにも敏感に反応しており、物が量れないことが何度もあります。

「天秤は水平の実験台の上に置きましょう」という基本の基本、その土台を支えている地盤が揺れていたら、確かに使えないですね。それにしても、体にも感じない微妙な揺れを感じ取っている、電子天秤の精巧さにも脱帽です。

 計画停電もしばらくはなくなり、少しは落ち着いてきましたが、まだまだ強い余震が何度もあります。怖いのは皆さんが余震に慣れてしまって、少しくらい強くても避難しなくなってしまったことです。本当に大きい地震が来た時に大変なことになりますので、揺れが大きいと思ったら、実験中でも「ガスを止めて、ドアをあける」、これは徹底してください!

 そして、東北の皆さんが一日でも早く普通の生活に戻れますように、お祈りしております。
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by fujii-group | 2011-04-16 13:33 | 研究以外の日々 | Comments(0)

学生の発表会

 南大沢にも桜が咲き始めましたが、本日は残念ながら春の嵐。桜チラシの風とならなければ良いのですが・・・(写真の撮ろうと思っても、天気が芳しくなく、きれいな桜になりません)。
 
さて、つい先日、修士課程の学生の研究計画発表会が行われました。この発表会では、修士課程で行う研究内容をより具体的な内容を交えて(これまでの予備実験等の結果なども含めて)、発表をするものです。みなさん、頑張って発表されておりましたが、まだまだまだまだ(まだが10個くらい続きそうですね)でした。特に、理解もせずに難しい言葉を使っている、内容や目的もよくわからないまま、突き進んでいる・・といった印象を受けました。研究の世界はかなり専門的で特殊な世界ではありますが、それに甘んじて、とても狭い世界でしか通用しない専門用語を使って説明することで満足していてはいけないと思うのです(いや、その風潮は学生だけでなく、大人の社会でもよく見受けられることですが・・・)。

 理解するというのは、とても難しいことです。本当に難しい話を、かみ砕いて話すことがいかに困難であるかは、理解したときに初めて気づくことだと思います。むやみに難しい言葉でしか説明できない=その言葉しか知らない=何にもわかっていないのです。
修士課程が終わる頃、今回の発表がどのように改善され、理解できているか、を楽しみにしておりますので、みなさん、頑張って勉学に励んでください。
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by fujii-group | 2011-04-09 12:37 | 研究に関連する話 | Comments(0)


 本年度から藤井ラボは運動分子生物学研究室と名前を変更しました。これまで「運動生化学研究室」と名乗っておりました。しかし、実際にラボで行っている研究内容と研究室の名称のかい離があるため、大学院を希望する人などが混乱するのを避けるためです。
 
 研究室の名前で検索をかける人はいないかもしれませんが、「運動」や「骨格筋」を分子レベルで研究したい人が目指すべき研究室という目標で運営しておりますので、今年度も藤井ラボ「運動分子生物学研究室」をよろしくお願いいたします。
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by fujii-group | 2011-04-05 15:37 | 研究に関連する話 | Comments(0)

2011年度開始

 本日から新年度が始まりました。今年度は、藤井ラボは宇宙に飛んで行けるほどのジャンプをする予定です。
さて、新年度早々なのですが、共同研究者として会社から研究に来られていたK村さんが、別の場所で研究することとなり、今日が藤井ラボの最後の日となりました。
 そこで、記念に、○○○48が撮影で使用していた場所で、我々もお別れの写真撮影を行いました!(首都大学東京はドラマや映画などの様々な撮影場所となっているのです!休日に学内を散歩していると、何度も撮影現場に居合わせることができます。)
 K村さん、これまで、色々とありがとうございました。K村さんは今後、今行っている実験のさらなる発展性を求めて、別の場所で実験を行う予定だそうです。K村さんの後は、若いI柳さんが、こられる予定。今後ともよろしくお願いいたします。
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by fujii-group | 2011-04-01 19:10 | 研究以外の日々 | Comments(0)