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教授の部屋

教授の部屋というのはドラマなどでは「立派な本棚が壁にぎっしりあり、机は大きく、椅子は黒い皮張り。部屋の中には応接セットがあって、訪問する人と様々な議論を交わす・・・」
というのが、一般の認識ではないでしょうか?

しかし、そんな人はごく一部で、・・とくに、うちのラボの教授は今年の4月に部屋の引っ越しをしたので、殺風景。部屋にはパソコンと机以外に何もない。誰かが訪問してきても応接用の机も椅子も何もないから、仕方無く、折りたたみ椅子に座ってもらい話をしている状態でした。失礼に当たってはいけない人には、訪問前に、事務室の所から、応接セットを運び入れて対応しておりました。学生とのミーティングも机のない部屋で、折りたたみ椅子に座ってするというのは非常に変な感じなのです。
 
これでは、いけないと思い、先日、素敵な机セットを購入しました(とてもお安く・・・)。写真のように、相変わらず何もない殺風景な部屋ですが、これで少しはミーティングらしいものもできますし、来客があっても対応できそうです。
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by fujii-group | 2009-05-30 13:05 | 研究以外の日々 | Comments(0)

ウイルスだって細菌だって・・・

世間は新型インフルエンザウイルスが流行りで、ウイルスが感染したのは人間ではなくメディアではないか?と思うくらい騒いでおりますが、皆さん、研究者にとってはウイルスだって、細菌だって立派な実験道具’(動物?)なのです。現在のホットな分子生物学実験の大半はウイルスや、菌などを用い行われており、これらがないと現代の科学の進歩はなかったといっても過言ではありません(もちろん実験用のもので、人体に拡散しないような細工をしております)。そんなに嫌わないでください。

例をあげると・・・

・皆が、新しい科学・医学の進歩だ!と叫んでいるiPS細胞。あの一番初めの実験にもウイルスは使われております。
・みんなが美味しいと食べている、パン、日本酒、焼酎、ビール、ワイン、納豆、ヨーグルトなど菌の力がないと、作ることはできません。

 我々人間はとても自己中心的な動物で、自分たちが普段必要として使用しているものには恩恵を感じずに、何か病気におかされそうになると、それに関連するすべてを悪者に仕上げてしまうようです。もちろん、悪いウイルスも菌類もいっぱいおります。それを理解した上で共生し、我々に多大な被害を及ぼすものを除菌したり、予防したりすることが必要であり、極端になる必要はないのです。
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by fujii-group | 2009-05-25 19:37 | 研究以外の日々 | Comments(0)

論文に振り回される人へ・・・

 研究者にとって、日々更新される論文は大変重要な情報源となっております。日々新しい技術が開発され、新しい事実が発見され、あるいは、やっていた研究とほぼ同じようなことが、他のグループから発表されたり・・・と。

 現代のようにインターネットが発達する前は、情報も限られておりましたので、論文の整理も自分の中で何とか消化できていたのですが、ネットの発達により、論文になるまでの期間がはるかに短くなったことや、論文が雑誌として掲載される前のオンライン情報が非常に重要になってきた今、これらすべての記憶を脳のハードメモリに記録しておくことが困難な時代になってきました。

 どのように論文を整理すればよいのでしょうか?
文献整理のための非常に高額なソフトウェアは販売されております。有名なEndonoteなどは論文を書くときの文献引用にも非常に便利なソフトです。ただし、使い方に非常に癖があること、そして何より高額なのです。一人一台のパソコンにインストールできるほど、安価なものではありません。
そこで、困っていましたところ、お隣のN先生から耳寄りな情報を得ることができました。
無料ソフトZOTEROです。N先生はダウンロードして1日目ですばらしく使いこなしており、管理人も教えてもらったのですが、現在のところは50%ほどしか使いこなせない・・・。それでも、便利です。無料ソフトですので、ペーパー書くときのリファレンスのフォーマットにはかなり問題がありますが、日々の文献検索と記憶は自分の脳ハードメモリより、ZOTEROに一本という感じです。ブラウザでFirefoxを使っている人はアドオン機能追加でさらに便利!気になる人はZoteroをチェックしてみてください。
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by fujii-group | 2009-05-19 20:43 | 研究に関連する話 | Comments(0)

教員の素顔

我がラボの教授&助教の紹介はずいぶん前に本ブログでも、おこないました。
大学院入試を考えていてこのラボに興味があるけど、どんな人がいるラボなのだろう・・・・?先生の顔つきは怖いのだろうか?と思う人もいるかもしれません。

先日、ホームページを作成したのを機に、研究室の教員紹介へのリンクもホームページの教員紹介欄へリンクするようになっておりますので、是非ごらんください(左側のバーの藤井宣晴教授のCV や眞鍋助教のCVをクリック!)。

先生方の素顔を少しのぞくことができます。
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by fujii-group | 2009-05-14 18:47 | メンバー紹介 | Comments(0)

Labの特殊技術

研究室も二年目に入り、少しずつ研究も前に進み始めております。ラボのホームページにも載せておりますが、わがラボには、他のラボにはないであろう・・・という特殊技術がいくつかあります。
本日はその中の一つ「骨格筋を用いたグルコーストランスポートのシステム」を紹介したいと思います。簡単に言うと、骨格筋を試験管内である一定時間培養し、どのくらいの糖を取り込んだか?を測定する方法です。
では、どのような実験にもちいるのでしょうか?
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骨格筋は、インスリンや運動による筋収縮に応じて、糖を取り込む能力があります。つまり、食事後一時的に上がった血糖はインスリンの作用より糖を筋肉に捨てることで、我々の血糖は一定に保たれ、健康でいられるのです。しかしII型糖尿病の患者さんでは筋がインスリンに反応しにくくなっているため、筋の糖の取り込み能力が減少し、つねに血糖値が上昇している状態になります。
研究者たちは、この状況をなんとか科学的に解決することができないか?と様々な実験を行います。
(1)インスリン以外で糖の取り込み能力を高める薬はないか?→いくつかの候補物質を試験管内に入れ筋肉と共存させ、一定時間内に取り込まれた糖を測定。
(2)インスリンの作用を増強させるものはないか?→インスリンと候補物質と筋を試験管内にいれ一定時間内に取り込まれた糖を測定。
(3)糖尿病などでインスリンによる糖取り込みが減少した筋で運動によってインスリンの感受性がよくなるか?→試験管内で筋を運動させ(収縮させる)、インスリンによる効果を検討する・・
など、様々な実験に使用できます。

実験系としては簡単そうに見えますが、筋の取り出しに高い技術を要し、また培養の機器セットアップに非常に、時間がかかります。文章にするととても、単純そうな実験でもその裏には、とても大きな努力があります。
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by fujii-group | 2009-05-09 12:37 | 研究内容 | Comments(0)

新人の先生のセミナー

我々のラボはヘルスプロモーションサイエンス系・適応科学分野に所属しております。4月から、同じ分野内に山内先生と西島先生の二人が赴任されました。新しい先生の赴任ということで、分野内はフレッシュな雰囲気に包まれております。そこで、新しく赴任された先生がどういう研究をやってこられたのか?について、皆で理解を深めるための、セミナーが開催され、西島先生が発表されました。発表自体は20分ほどの内容だったのですが、非常に興味深い研究で、様々な意見や質問が出たために1時間以上になるビッグセミナーとなりました。研究の詳細は、まだ論文にされていないために、残念ながらここでは報告できません。
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非常に面白い研究ですので、今後の発展が期待されます。

さて、これにちなんで・・・というか、連休の合間のぼやけた頭に喝を入れるために、来週の金曜日、我がラボ主催の独り占めセミナー特別編がオープンで開催されることとなりました。講師は我がラボの藤井教授です。

詳細は・・・
日時 5/8(金) 16時30分より 9号館 2階中会議室
講師 藤井宣晴教授
サブタイトル「細胞内の情報伝達機構」
メインタイトル?はホームページをご覧ください。
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by fujii-group | 2009-05-01 19:30 | お知らせ | Comments(0)

分子生物学、運動生化学、生理学研究、の日々


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