<   2008年 12月 ( 6 )   > この月の画像一覧

忘年会

26日は仕事納め(オフィシャルには・・・でも実験に正月はありません)&ラボの忘年会でした。我々はいつも4年生Oさんの素晴らしいセレクトでアイデアのあるお店を使うことが多いのですが、忘年会も一年間の集大成?のようなスペシャルなお店でした。
まず、場所は銀座!!待ち合わせはディオールのまえです。当然のことながら皆さんの格好も銀座仕様です!!b0136535_13575063.jpg

そして、忘年会のお店では、ヴァンパイアにちなんだ、お料理(各料理の名前が複雑すぎて覚えられません。カクテルも変わった名前のものばかり・・・)。下の写真はコウモリや十字架の形をした春雨の皮のような触感の揚げ物です・・・
b0136535_13582034.jpg

皆さんそれぞれ、一年の楽しかった思い出を述べていこうと回っていったのですが、今年は全員が新人のラボですので、「大変だった」「あっという間だった」「考える余裕がなかった」など、楽しい話題がなかなかあげられなかったのですが・・・(写真はフランケンシュタイン)
b0136535_13583836.jpg

来年には今年の苦労が活きてくるはずです。みなでラボの片付けとセットアップのために日々床磨きや棚の整理ばかりしていたこと、発表がうまく行えなくて、何度もダメだしされたこと、すべては自分にプラスになって帰ってきます。苦労はいつか報われます。
残り少ない2008年は、来年に向かって反省をし、そして2009年さらに飛躍できますよう、体を休めましょう。
本ブログもこれが今年の書き納めです。2009年・藤井研はさらに精進することを誓って、よいお年を!!!
[PR]
by fujii-group | 2008-12-27 14:03 | 研究以外の日々 | Comments(0)

クリスマス

b0136535_17521654.jpg
キリスト教徒ではなくても、クリスマスはなぜか、うきうきするのが日本人?今日はクリスマスイブです。そう、わが研究棟もハローウィン時と同様にクリスマスグッズが置かれています。あるものは事務のYさん手作りだったり?b0136535_17523324.jpgあるものは科学関連者対象イベント演出のノーベル賞をめざしているF教授のアイデアです。クリスマスでも実験して、良い結果をサンタクロースがもたらしてくれることを期待しましょう!b0136535_17525158.jpg
メリークリスマス!!
[PR]
by fujii-group | 2008-12-24 17:55 | 研究以外の日々 | Comments(0)

粉砕機

骨格筋を実験用のサンプルとして使用するために、骨格筋を粉砕して、ホモジナイズ(ミキサーのようなもので完全にドロドロとした溶液状態にする)する必要があります。このステップに必要な機械、粉砕機やホモジナイザーが異常なくらい高い値段がします(大きさや種類によりますが・・・)。
骨格筋を粉々にするためには摘出した筋肉を液体窒素で、石のように固く凍らせて、それを、ハンマーで砕きます。原理は簡単なのですが、マウスの骨格筋は非常に小さいため、ただハンマーでたたくだけでは、サンプルが飛び散って回収不可能になります。アルミホイルなどにくるんでたたいてもアルミが破けてしまったりと、簡単にはいかない作業です。そのため、金属類を液体窒素で冷やしておいて、その中に凍らせた筋肉を入れて、ハンマーでサンドウィッチするようにたたくのがよいのですが、このたたく粉砕の機械だけでも数万円します。
しかし!!我がラボはなんと700円でこれを作ることに(いやアイデアを出して買ってきただけですが)成功しました。方法はホームセンターに行って、ベースとなる金属の器とそれに合うプレッサーを選択するだけです。b0136535_12482185.jpgb0136535_12485581.jpg
写真の器に、骨格筋をいれて、それを器に合うボルトの先で挟んで、このボルトをハンマーでたたくと立派な粉砕機になります。
これを、考えて、アイデアをだし、ポケットマネーで買ってくださった藤井教授に感謝!!
[PR]
by fujii-group | 2008-12-20 12:50 | 研究に関連する話 | Comments(2)

餌作り

我々のラボでは「運動が、なぜ健康に良いのか?」という大きなテーマをもって研究を進めております。ずっと以前のブログにも書きましたように、現代の食事で油脂の占める割合が多くなるにつれ、我々は糖尿病をはじめとする生活習慣病に脅かされるようになっております。「美味しいものは食べたい。でも太りたくない、健康でいたい!」というのが、我々の共通の望みではないでしょうか?

このような望みを解決するものの1つとして運動が挙げられます。しかし、運動の健康への効果は、いまだに「経験的に良いから・・・」という漠然とした理由が多く、科学的には未解明な部分が多いのです。そこで、我々も高脂肪食などを食べた時、また、それに運動を組み合わせた時、骨格筋がどのような応答をするのかを分子レベルで検討していっております(していく予定です)。

そのためには、まず高脂肪食を食べるモデルを作らないといけません。このモデル、簡単そうですが、いろいろと労力がいります。まず、わがラボの大学院生が実験を行う前にやっているのは・・・写真にあるようなb0136535_18315587.jpg、大きな乳鉢にえさとなる原料を入れ、混ぜてこねて、写真のような、クッキー状にします。これを餌として動物に与えるのです。高脂肪食は、とても美味しいらしく、動物たちの摂取カロリーも断然伸びます!こうやって我々は太っていくのだろうな・・・ということも実験の行動を見ながら感じることができます。b0136535_1836656.jpg





餌も高脂肪食として市販されているものもありますが、自分たちが特別に混ぜたい物とかある場合は、わがラボがやっているように一つ一つの成分を量って、丹念に混ぜていきます。もちろん、動物の生命の源ですのでバターと小麦粉と砂糖と卵だけでできるクッキーよりたくさんの材料(ビタミンやら様々なものが入ります)が要ります。そして、十分の栄養とカロリー、愛情と、実験成功への期待をいっぱいにつめた餌ができあがります。
[PR]
by fujii-group | 2008-12-17 18:37 | 研究内容 | Comments(0)

研究についてその2

現在、大学院生の方が一生懸命立ち上げている実験系があります。それが、in vitro の筋収縮系!これは、摘出した骨格筋を試験管内で下の図のように吊り下げて、その支柱から電気的に刺激を加えることにより、骨格筋を試験管内で収縮させる系です。これによって何ができるのでしょう?
b0136535_20181566.jpg
この系では、骨格筋を体外で電気的に収縮させることができ(つまり摘出筋を運動させると考えてください)、運動時におこる骨格筋の変化の中でも「筋収縮による変化」を、はっきりと知ることができるのです。運動の研究には生体を運動させることで解析することも重要なのですが、生体を使うことによる様々な問題もあります。その例として・・・b0136535_2019267.jpg

例1:運動時には様々な生理的変化を伴うために、骨格筋で起きている変化が、運動による筋収縮で起きた変化なのか?運動時に様々なホルモンが分泌され、それが血液を介して骨格筋に影響を及ぼしたのかを区別することができない。

例2:ある骨格筋内の変化を調べる為に、薬品投与する時に、生体内に投与するには量が多く必要になるが、摘出骨格筋の場合、試験管内のバッファーに必要量だけ準備すればよい。
などの利点があります。

このin vitro筋収縮系、簡単そうに見えるのですが、さまざまな細かい点があり、立ちあげるのが非常に難しいのです。立ち上げにはたくさんの物を揃えないといけません。たとえば必要なものを挙げてみると・・・

(1)試験管内で骨格筋を生かしておくための空気を送る装置(熱帯魚などにあるぶくぶくとエアーがでているものと類似しておりますね)。
(2)体内と同じ温度を保つためのインキュベーター(保温器)
(3)つりさげる為のガラスの器具(写真)
(4)電気刺激を与える為の電極(ガラスの中に埋め込まれてます)
(5)電気刺激を与える装置(発生装置)
(6)電気が実際に筋肉に通っているかどうかを解析する装置(骨格筋の摘出に失敗して筋肉がダメになっていると電流が流れないのです)

まだまだ、あげれば気が遠くなりそうなくらいあります。これをコツコツと手作りしたり、いろいろと調べて、それぞれの会社から購入したり・・・で、ようやく、ここまで立ち上がっております。あと少し!

これができれば結果も出るはず・・・!
来年にはその結果が論文になることを祈って!
[PR]
by fujii-group | 2008-12-10 20:23 | 研究内容 | Comments(0)

骨格筋細胞

我々のグループは今年の4月に立ちあがったばかりで、まだまだ明確な結果を出すにはいたっておりません。ですので、なかなか研究内容を詳細に紹介することもできないのですが、本日は我々が研究材料の一つとして使用している骨格筋細胞について紹介します(下の写真がマウスのC2C12骨格筋細胞です。未熟な細胞を分化させて、より骨格筋らしい細胞にしたものです)。骨格筋細胞は高校の教科書にも載っている細胞です。この細胞が集まって組織になって器官になることを考えると、経験的、視覚的に受け入れられやすい細胞の形をしていると思います(鶏のモモ肉や手羽先を食べるときのことを考えてみましょう…)。
b0136535_8533091.jpg

この骨格筋細胞を用いて、運動時におこる筋細胞内での変化を様々に研究していくのです。「様々に研究」の部分が現在格闘中のところです。何か結果が出たら紹介していきたいと思います。この細胞たちの世話もやはり技術が要ります。細胞を生育させる環境は当然のことながら、雑菌によるカビも繁殖しやすい高栄養な場所である為、熟練するまでには、「コンタミ」とよばれる、雑菌汚染を引き起こすことが多々あります(特に夏には・・・)。我がラボでは4年生が細胞を用いた実験をしているのですが、素晴らしいことにいまだに「コンタミ知らず」なのです。きっと扱いがうまいのでしょうね。その扱いのうまさで、今後の結果を期待しましょう!!
[PR]
by fujii-group | 2008-12-04 08:58 | 研究内容 | Comments(5)

分子生物学、運動生化学、生理学研究、の日々


by Fujii-group
プロフィールを見る
画像一覧