遅くなりました・・・・。もう新人ではないけど、今年からラボのメンバーになった古市さんの紹介ブログです!
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ポスドクの古市です。藤井ラボに来て既に半年。遅ればせながら、自己紹介をします。
僕が藤井ラボを知ったのは、第2回分子骨格筋代謝研究会のことでした。その会のトップバッターであった眞鍋先生は、培養骨格筋細胞がピクピク収縮している動画を発表されていました。当時D2で細胞の実験を始めたばかりの僕にとって、その研究は非常にエキサイティングであり、心が躍ったのを今でも鮮明に覚えています。
その後、博士取得後のポスドク先を探す上で、まず候補に挙がったのは当然藤井ラボでした。しかし、迷わなかった訳ではありません。以下の2点で悩んでいました。
1つめは、このラボは「恐ろしいらしい」ということ。元は「実験はハード、データに厳しい」という藤井ラボの特徴だったのでしょうか。噂が遠く離れた金沢にまで伝わる頃には、「何やらあのラボはとんでもなく辛い」という表現に変わっていました。
2つめは、私が石川県出身であること。石川県といえば兼六園や21世紀美術館も有名ですが、野球選手の松井秀喜の存在感は半端じゃありません。メジャーリーガーの頃は、打っても打たなくても地元誌の一面は松井選手のカラー写真で飾られていました。当然僕も松井選手に憧れて野球を始めたファンの1人です。これがなぜラボ選びの悩みなのかって。そう、それは彼がピンストライプのユニフォームを着ていたからです。
1年半ほど前、大きな期待と大きな悩みを胸に、藤井先生とお会いしました。とても緊張していた僕ですが、まず研究室の噂の誤解は解けました。さらに、当時松井選手はアスレチックスに移籍していたので、2つめの懸念も過去のこととして許していただきました。
晴れて学振PDに採用されて藤井ラボに入った僕は、ハードでエキサイティングな研究生活を送っています。朝から晩まで実験をエンジョイしています。最近は大好きなコーヒーを飲む時間さえありません。しかし、実験は「一歩進めば一歩下がる」という状態が続いています。期待通りの結果が出た日には胸を張って帰り、そうでない日には背中を丸めて帰ります。僕は性格上、実験結果に一喜一憂しすぎる傾向があります。教授からは「ニヤニヤするな」と叱られ、スタッフの方からは「もっとニュートラルになりなさい」と窘められます(笑)。
そういえば、最近ジムに通い始めました。夕方、僕の姿がなかったら、運動を実践していると思ってください。運動や筋収縮を研究している身として、自ら運動することは大切ですよね。何よりこのラボで働くためには、絶対的に体力が必要です。また、運動は骨格筋だけでなく、脳のグリコーゲン量を超回復させるらしいので、きっと徹夜実験の集中力にもつながるはずです!さらにさらに、運動をすると頭の中が整頓され、良いアイデアが生まれることがあります。運動の恩恵効果は絶大ですね。将来、これを実験的に証明したいと思います。
持ち前のガッツで頑張ります。よろしくお願いします。
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